妊婦さんの体重増加はいつから?何キロまでOK?助産師が教える安心の目安と対策

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体重が増えていく妊娠期、心配しすぎていませんか?

妊娠すると、赤ちゃんの成長とともにママの体も変化していきます。

その中でも「体重の増加」は、多くの妊婦さんが気になるテーマの1つ。

助産師きみ

「増えすぎてもダメって聞くし…」「そもそも、いつから増え始めるの?」そんな不安や疑問を抱えている方は少なくありません。

この記事では、助産師としてたくさんの妊婦さんに寄り添ってきた立場から、妊娠中の体重増加の目安や注意点、そして実践できる対策まで、わかりやすく丁寧にお伝えします。

この記事の監修者

三重県の助産院きみおもい
助産院きみおもい
  • 三重県津市の助産院きみおもい
  • 訪問専門で妊産婦ケアに携わっています
  • 性教育や出張カメラマンとしても活動中
  • 詳しい訪問メニューはこちらから
助産師 大脇希美
助産師 大脇希美
  • 看護師・助産師国家資格取得済
  • 日本胎教協会 胎教アドバイザー資格取得
  • 日本助産師会 & 三重県助産師会 に所属
  • 助産院きみおもいを2017年に開業
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妊娠中の体重増加はなぜ必要なの?

妊婦
妊娠中の体重増加はなぜ必要なの?

赤ちゃんや胎盤、羊水を育むために必要な体の変化だから。

まず大前提として、妊娠中の体重増加は「赤ちゃんのために必要なもの」です。

ただし、増えすぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクが高まることも。

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実際には赤ちゃん本体の重さだけでなく、胎盤・羊水・子宮・乳房・血液量の増加など、身体のあらゆる部分で変化が起きています。

体重増加を気にしすぎてしまいお母さんの体重増加が不十分である場合、低出生体重児となるリスクが高くなります。

近年の過度なダイエット志向によって、低出生体重児が増加しているのが現状です。

妊娠中の体重増加の目安(BMI別)

妊婦

体重増加量は妊娠していない時のBMIによって変わります。

厚生労働省のガイドラインをもとにした、妊婦さんの体重増加の目安は以下の通りです。

妊婦さんの体重増加の目安

妊娠前のBMI体重増加の目安
18.5未満(やせ)12〜15kg程度
18.5〜25未満(標準)10〜13kg程度
25以上(肥満)7〜10kg程度(個別対応)
※BMI=体重(kg) ÷ 身長(m)² で計算できます。
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妊娠中の過度な体重の増減は、母胎ともにリスクがあるので体重管理が重要となります。

体重はいつから増え始める?時期ごとの変化

妊婦

妊娠期は大きく3つに分けられ、体重増加の目安は下記を参考にしてください。

スクロールできます
妊娠時期週数の目安特徴体重増加の目安
妊娠初期〜15週頃つわりで減る人も多い/早くから食欲が出る人も±0〜1kg程度
妊娠中期16〜27週頃赤ちゃんの成長が加速/本格的な体重増加開始1週間に300〜500g
妊娠後期28週以降赤ちゃん・羊水・血液量の増加1週間に500g以内

妊娠初期(〜15週頃)

この時期はつわりの影響で体重が減る人もいれば、逆につわりがない方は早くから食欲が出て体重が増えやすくなる傾向も。

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目安としては±0〜1kg程度の増加であれば問題ありません。

妊娠中期(16〜27週頃)

赤ちゃんの成長が加速する時期。ママの体にも変化が出やすく、ここから本格的に体重が増えていきます。

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1週間に300〜500gの増加が目安。急激な増え方には注意が必要です。

妊娠後期(28週以降)

出産に向けてさらに赤ちゃんが大きくなり、羊水量や血液量も増える時期。

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体重の増加ペースが上がりやすいため、1週間に増えていい量は500g以内を目安にしましょう。

急な体重増加には要注意

「先週より1kg以上増えてしまった!」というときは、食べ過ぎ以外にも「むくみ」が原因のこともあります。

特に妊娠高血圧症候群などのリスクを抱える場合は、医師や助産師にすぐ相談を。

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増加した体重の内容が、脂肪、水分、胎児のどれによるものなのかは分からないので、そのためにも体重以外に血圧や採血などの評価をしています。

日々の体重チェックは、母子ともに健康で過ごすための大切な目安になります。

体重管理のポイント5つ

妊婦

体重を「気にしすぎず、でも油断せず」に管理していくための実践的なポイントをお伝えします。

体重管理のポイント

  1. 毎日同じ時間に体重を測る
     できれば朝の排尿後、同じ条件で測定すると変化がつかみやすくなります。
  2. 食事内容を見直す
     栄養はしっかりとりつつ、炭水化物や脂質を摂りすぎないよう意識を。和食中心がおすすめです。
  3. 軽い運動を取り入れる
     医師の許可があれば、ウォーキングやマタニティヨガは血流改善や体重維持に効果的です。
  4. ストレスをためない
     「太っちゃダメ」と思いすぎるとストレスに。たまには自分を甘やかしてOKです。
  5. 記録をつける
     体重の変化と食事内容、体調をメモすることで、食べ過ぎやむくみに気づきやすくなります。

助産師からのひとこと:数字にとらわれすぎないで

助産師きみ

妊娠中の体重は、赤ちゃんのための大切な変化。でも数字にばかり目を向けてしまうと、気持ちが疲れてしまうことも。

私たち助産師は、体重の数字だけでなく、「その人の背景」や「体の変化」をしっかり見ています。

助産師きみ

体重が増えていくのは、赤ちゃんがすくすく育っている証。大切なのは、「増やさないこと」ではなく「適切に増やすこと」です。

自分の体と赤ちゃんを信じて、必要以上に不安にならずに過ごしていきましょう。

不安なときはひとりで抱えこまず、いつでも専門家に頼ってくださいね。

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